プロジェクト概要

プロジェクト概要

サラヤの衛生商品で、世界の衛生環境の向上へ

サラヤは1952年に創業し、日本ではじめて薬用手洗い石けん液と石けん液容器を開発・事業化しました。戦後間もない日本で赤痢などの伝染病が多発する中、サラヤの液体石けんは多くの人の感染予防に貢献し、それ以来、アルコール手指消毒剤、タッチフリー型ディスペンサーの開発など、製品の進化で日本の衛生環境の向上を牽引しています。

一方、開発途上国に目を向けると、現在、世界では1日約16,000人 もの5歳未満の子どもたちが命を失い、その原因の多くは予防可能な病気です。石けんを使って正しく手を洗うことで、下痢性疾患や肺炎を予防し、100万人もの子どもたちの命が守られると言われています。

そこでサラヤが2010年にスタートしたのが100万人の手洗いプロジェクト。対象となる衛生商品の売り上げの1% を寄付し、アフリカ・ウガンダで展開するユニセフ手洗い促進活動を支援しています。

※1 世界子供白書2016 ※2 メーカー出荷額

  • JAPAN since 1952
  • UGANDA since 2010

あなたがサラヤを選ぶたび、正しい手洗いが広まる。

活動は、ウガンダ現地での手洗い設備の建設だけでなく、子どもたちへの教育や自主的な衛生活動の支援、母親への啓発活動、現地メディアでの手洗いキャンペーンの展開など、住民が石けんを使った正しい手洗いを知り、自ら広めていくことを目指して進められています。

一方、日本では本ウェブサイトや商品を通じて途上国の衛生問題に対する関心を高め、プロジェクトを広げていきます。

あなたがサラヤを選ぶたび、正しい手洗いが広まる。今後は世界のSARAYAとして、衛生商品の供給と社会貢献活動の両軸で、世界の衛生環境向上に努めてまいります。

仕組みと活動目標

サラヤ100万人の手洗いプロジェクトでは、衛生商品の売り上げの1%を寄付し、アフリカ・ウガンダのユニセフ手洗い促進活動を支援します。
寄付の目標額は年間1000万円以上です。

※1 メーカー出荷額

2010‐2015年の6年間の活動は大きな成果をあげましたが、ウガンダの衛生環境はまだまだ厳しい状況です。 2015年までの目標(ミレニアム開発目標MDGs)は、5歳未満児死亡率を1,000出生中45人以下にすることですが、 ウガンダでは、1,000出生中55人(2015年)にとどまっています。

※2 メーカー出荷額

2016年からは国連で採択された新たな目標(持続可能な開発目標SDGs)の達成に向けて、さらに3か年、支援を継続します。 2016‐2018の活動では引き続き、以下を目標としています。

手洗い普及活動は全国規模の活動へ

  • 30県(活動により40県)を対象に実施されてきた手洗い促進活動の成功を受け、活動を全国に広げます。
  • 各県の水と衛生プログラムに、石けんによる手洗いの促進を主な活動のひとつに位置づけられるようにします。

母親に対する手洗い認知の向上

  • 5歳未満の子どもを持つ母親を含め、大切なタイミングで手洗いを実践する人の割合を年4%向上させることを目指します。
  • 手洗いアンバサダーの活動やマスメディアでのキャンペーンを通じて、「石けんによる手洗い」の大切さを伝えるメッセージを届け、家庭の手洗い設備(Tippy Tap)を普及します。

良い実践例を広めてゆくために

  • 各県における活動をきちんとモニタリングおよび評価できる体制を強化します。
  • 少なくとも3県で、石けんによる手洗い優秀実践事例を文書化して広めます。