プロジェクト進捗レポート

プロジェクト進捗レポート

2010年からスタートした「サラヤ 100万人の手洗いプロジェクト」は7年目へ。 2016年12月時点での成果をお伝えいたします。

ミレニアム開発目標(MDGs)が目指した乳児死亡率を下げる目標は、2030年までの持続可能な開発目標(SDGs)に引き継がれ、2016年からサラヤは、SDGsの17の目標項目のうち「1.貧困をなくそう」と「6.安全な水とトイレを世界中に」を達成するため、安全な水や衛生設備だけでなく、石けんを使った正しい手洗いを普及する活動を継続して支援していきます。

120万人の母親への啓発活動

引き続き、村の人びとに手洗いを伝え、簡易手洗い設備(ティッピータップ)を普及する手洗いアンバサダーが年間120万人の母親に、石けんによる手洗いの大切さについて情報を伝達しました。

手洗いの割合は36%へ

トイレの後に石けんで手を洗う人の割合は2007年が14%、2015年33.2%、そして2016年には36%と年々増加しており、5歳未満の子どもの下痢症状も減少しています。
また、石けんによる手洗いを促進するためのツールとして、複数の言語で表記された教育資料の制作、配布もされています。今後は、北ナイル地域とカラモジャ地方の難民に向けての配布を目指しています。

ウガンダ大統領を迎えた「世界手洗いの日」イベント

2016年10月14日、事務局と水と衛生行政部門との連携により、カムリ県で「世界手洗いの日」に合わせた記念式典が行われました。ムセベニ・ウガンダ大統領を主賓に迎え、議会の議長、大臣、国会議員のほか、一般の市民も出席しました。全国的に手洗いの機運を高める良いきっかけとなっています。

手洗い実践モデルとなったMuleete村

南西部ムベンデ県にあるMuleete村は、不衛生は環境のためにかつては病気も多く発生していました。しかし、学校に通う子どもたちからはじまった取り組みにより、石けんによる手洗い実践のモデル村にまでなりました。
学校で衛生に関する知識と習慣、病気との関係について学んだ子どもたちは、自身が住んでいるMuleete村で両親や友達に水と衛生について学んだことを伝え、特に手洗いを広めました。正しい知識を伝え行動を変えていくには、各家庭を訪問して親を説得するよりも学校で子どもたちに教える方が効果的なのです。その結果、Muleete村では病気が大幅に減りました。以前は村の50%以上の人が下痢、赤痢など不衛生な水に起因する病気にかかっていましたが、正しいタイミングで石けんで手を洗うといったシンプルな習慣が根付き、病気が減ったのです。